戸締りはしっかりと



272 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/13 22:28
これは俺がまだ、学生だった頃だから
もう、5年も前の話になる。古い話で悪いんだが・・・

当時、俺は八王子にある学校
近くのアパートで独り暮らしをしていた。
その日は、俺の部屋で友人と酒を飲んでいた。
いつもならクダラナイ話で何時間も盛り上がって
いたのだが、その時は少し酒を飲み過ぎた為、俺も友人も
11時過ぎには寝入ってしまっていた。何時間位経ったのだろう?
突然、玄関で呼び鈴の音が聞こえた。時計を見ると0時30分を
まわっていたが、俺は寝ぼけていたこともあり、飛び上がるように
起きると、すぐに玄関の扉を開けてしまった・・・。

273 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/13 22:31
と、そこには25~6歳位の
グレーのトレーナーを着た男が立っていた。
「なんですか?」俺は訝しげに男に尋ねた。
「○○さんですね?(俺の苗字)」男が尋ね返す。
「えぇ、そうですが?」なおも怪訝そうに答える俺に
その男は、ユックリと落ち着いた口調で話はじめた。


277 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/13 22:37
「僕はこの地域の町内会長をしているものです。
 実は、今しがたこの地区で殺人事件が起きました。
 犯人は逃走中でまだ捕まっていません。危ないですから
 戸締りをキチンとして、今日は出歩くのを控えて下さい。」
俺は、寝ぼけたままで
「はぁ、解りました・・・。」と言うと玄関を閉めた。
そして、酒の酔いもまだ残っていたのでまた眠ってしまった。


279 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/13 22:43
翌朝、新聞でもニュースでも確認したが
近所で殺人事件など起きた話は載っていなかった。

友達は、「あんなに若い町内会長なんているかよ。」
と不審げに言っていたが、そう言われてみれば、夜中に
警察でもない男が、近所にその様な注意をして廻る事、自体が
妙な話だった。「なんだったんだよ、あいつは?」その時は
少し気味が悪かったが、しばらくして、そのこと事態を忘れてしまっていた。

ところが

280 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/13 22:49
その2ケ月後に俺は、
その時の男を再度、目撃することになった。

ヤハリ、夜中の0時30分を過ぎたころだった
呼び鈴がなったのだ。しかし、それは俺の部屋ではない
隣りの部屋だった。1回、そして、2回、どうやら隣は留守らしい。
と、呼び鈴は再度、立て続けに鳴った。


282 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/13 22:51
「うるせぇなぁ。」こんな夜中に
それだけならして出てこなければ留守だろ!
俺れは少し不機嫌になって、玄関の扉を半分開けた

そこには、先日の男がヤハリ、
グレーのトレーナーを着てたっていた。

283 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/13 22:54
俺の扉を開けた音に気が付くいて
男が振り向き、俺と眼があった。
俺は、少し気味が悪かったが、それ以上に腹も立っていたので
「隣、留守なんじゃないですか?なんすか?」と不機嫌に言った。

285 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/13 23:02
「あぁ、○○さん。
 いえこの間の犯人なんですが、まだ、
 捕まって居ないんですよ。だから、捕まるまでは
 近所の皆さんに、夜中は出歩かないように注意して廻ってるんです。」
俺はムッとして
「この間の朝、新聞もニュースも確認したけど
 そんな事件起こってないじゃないっすか!あんた誰だよ?」
俺は語尾を荒げながら、その男に言ったのだが、男はひるぐ様子もなく
「いえ、そんなことはありません。
 それに、犯人はまだ捕まっていないのです。
 とても危険です。いいですか、夜中は出歩いてはいけませんよ。」
と逆に強く諭すように俺に言った。


287 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/13 23:06
男の眼が据わっていたこともあり
俺は少し背筋も寒くなり、「そうっすか。」
と愛想なく言って、玄関の扉をオモイッキリ閉めて鍵をカケタ。

腹立たしい思いと、気持ち悪い気分が入り混じった
なんとも奇妙な心持でその夜、俺は寝床についた。
そして、翌日に俺は背筋が凍る思いをしたのだ。


296 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/13 23:20
その日の朝のワイドショーでは
独身OLの殺人事件が取り上げられていた。
場所は、俺の住むすぐ傍のマンションだった。
寝込んでいたOLの家に空き巣に入った犯人が
物音に気付きOLを殺してしまったのだと言う。

走り去る犯人の姿を
目撃者した人が語った犯人の特徴は

20代後半の若い男で
グレーのトレーナーを着ていたと・・・。
前の晩に俺の見た男の特徴。そして話の内容に妙に重なっていたのだ。


301 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/13 23:26
俺が背筋が凍る思いをしたのは、
その夜になってからだ、ヤハリ、夜中の0時過ぎに
玄関のベルが鳴ったのだ。俺は、怖くて扉を開ける気には
なれなかった。が、ベルは、1回、2回、3回となっている。
扉を開けずに俺が、玄関先で「誰ですか?」とたずねると
先日の男の声がした。
「○○さんですか? ホラ、言ったでしょ。
 犯人はまだ逃走中ですよ。戸締りはシッカリして下さいね。」
その声で、俺は「ハッとした。窓、鍵を閉めてない・・・。」


309 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:01/12/13 23:35
急いで、部屋の窓の
鍵を閉めようとカーテンを開けると
玄関に居た筈の男が、窓の前に立っていたんだ。
グレーのトレーナーを着て・・・。息を呑むという表現が
どんなものなのか、俺はその時はじめてしった・・・。

鍵をすぐに閉めて、
カーテンも閉めて、何を血迷ったのか、部屋にあった
扇風機を両手に構えて、俺は窓を見張った。何十分もしたが
窓を割って入ってくる様子もない。ただ、カーテンを再度開いて
外を確かめる気にもなれない俺は、暫くはそのままでジッとしていた。

話はコレだけです。スミマセン。
2chって初めて知って、オカルト板があったんで
書いてしまいました。
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2017-04-29 15:18 : 怖い話 : コメント : 0 :
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